概要
炳霊寺石窟は、甘粛省永靖黄河三峡の炳霊峡景区の小積石山に位置します。蘭州の南西、黄河の北岸側の峡谷の中にある石窟で、炳霊とはチベット語で「十万仏」の意味を持ちます。
全長2kmにわたる石窟は、十六国時代の西秦から隋、唐、明、清までの各時代に造営されました。岩壁には190あまりの石窟があり、大小700体近くの仏像が残されています。中でも最も有名な大仏は、171龕の唐代の大仏、最も古い大仏は、壁に「西秦建弘元年」(420年)と記されている第169窟です。
炳霊寺石窟は永靖県の南西35km、小積石山の大寺溝に位置します。中国4大石窟の一つです。
炳霊寺石窟が造られ始めたのは西秦の建弘元年(420年)で、石の彫像が美しいことで有名です。石窟は上寺、洞溝、下寺に分かれていて、赤砂の岩に点々と口を開けています。中でも下寺は長さ2kmにわたって、上下4層に石窟や仏龕が点在しています。現在寺院には石の彫像が694体、粘土の塑像が82体、壁画が約900㎡残っています。石窟や仏龕は西秦、北魏、北周、隋、唐、元、明、清各時代のものが合わせて183、そのうち中唐に造られたものが三分の二以上を占めます。中でも地上60mの自然の洞窟に造られた「唐述窟」(第169窟)は最大規模を誇り、面積は200㎡もあります。北側の壁面には「西秦建弘元年」の銘が書かれており、これは今まで発見された中国の石窟の銘の中で最も早い時代のものです。 蘭州からは劉家峡ダム(水力発電所)75km、そこから船に乗り換えてダム湖を54km進み、西に曲がって峡谷に入り、姉妹峰を過ぎれば到着です。 |
名前 | 炳霊寺石窟 蘭州 |
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エリア | 甘粛省 |
都市・地区 | 永靖県 |
住所 | 兰州 炳灵寺石窟 |
営業時間 | 08:00-18:00 |
休業日 | 無休 |
交通 | 蘭州市街地より車で約180分 |
ウェブサイト | http:// |
支払方法 | |
言語 | |
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