【南京下関歴史陳列館】
1840年6月清国と英国によるアヘン戦争が勃発、1842年8月講和条約『南京条約』が下関区の川に停泊しているイギリス艦「コーンウォリス」で調印され、清国は香港島を割譲した。かつて南京下関港の船客待合所として利用されていた建物で、現在は歴史陳列館として下関区沿江の歴史や中国近代史初の不平等条約とされる南京条約、その後の近代化運動(洋務運動)に関する資料が展示されている。

【瞻園 / 太平天国歴史博物館】
太平天国時代•東王楊秀清の王府跡地であり、国内唯一の太平天国歴史博物館となっている。600年以上の歴史がある江南名園としても知られ、門には清代乾隆帝直筆の「瞻園」の二文字が刻まれている。

【総統府】
1911年 辛亥革命～1949年 中国解放まで、100余年に渡り、中国の政治・軍事の中枢であり、孫文や蒋介石が執務室として利用した政府跡。日中戦争の南京戦では、総統府正門において日本軍は南京占領後、この前で入場式を行なったと言われている。南京でも人気の高い観光地。

【南京大虐殺記念館】
2007年に拡張リニューアルオープンした南京大虐殺の記念館。記念碑や遺骨、資料、パネルなどで当時の様子を伝えている。収蔵品の一部は元日本兵から寄贈されたもの。地下が南京大虐殺の資料館になっている。中国の歴史教育（愛国教育）の目的も兼ねた施設であるものの、日本の各団体から植樹された花壇などがあり、日中友好や平和を考えさせられる場所。